フォーシーズンズ バンコク 秋のアフタヌーンティー
- Bangkok Guide
- 4 days ago
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Updated: 3 days ago
「AFTERNOON TEA in collaboration with Chef Nicolas Lambert」
ケーキの世界的マエストロ、ニコラス・ランバートの極上スイーツをアフタヌーンティーで堪能。

ドバイで活躍中の 超売れっ子製菓シェフ ニコラス・ランバート氏。
今年、唯一のアジア遠征先はバンコク(ラッキーですよね)!
毎回、話題をふりまくフォーシーズンズのアフタヌーンティーは、この秋も素敵! “アジアのベスト製菓シェフ(2018)”にも選ばれたスイーツ界の最高峰、ニコラス ランバート氏とのコラボによる、今だけ・ここだけの特別なケーキを堪能できるセットです。繊細な季節の情感。そこはかとなく漂うエレガンス。「ああ、なんて素晴らしいの…!」と、今回もやっぱり感激させてくれます。

Chef. Nicolas Lambert
フランス菓子の最高峰のテクニックを武器に、季節の趣や旬の素材を取り入れた美しい創作がシェフの持ち味。現在、ドバイのフォーシーズンズリゾートで活躍中の超売れっ子シェフとあって、今年のアジア歴訪は、今回のバンコクが唯一だそう。ならばこの機会、逃すのは惜しい!

BTSサパーンタクシンから車で5分ほど。(チャルンクルン通りソイ62の少し先)

「The Lounge」へと続く通路には、モダンアートの作品がディスプレイされています。

緑がいっぱいに浮かぶ池を見渡し、その向こうには雄大な川。静かな郊外のリゾートを訪れたような気分になれるのが、フォーシーズンズのラウンジです。こんな風景、バンコクで他に出会えませんよね。

バンコクの製菓トップシェフAndrea Bonaffini (左)と、シェフNicolas Lambert(右)。今回のコラボは、互いに刺激を与え合い、大いにリスペクトし合う、実りあるものだったそう。

初日のお披露目では、2人のシェフが厳しい目を光らせながら1セットずつ仕上げました。

常駐のセイボリー担当シェフも、毎回ほんとうに素晴らしい技とアイディア。舌の肥えた食通たちも納得の品々を用意してくれます。
Nicolas Lambert Afternoon Tea
料金:1,800++B/1人
〈期間:2025年9月12日 –12月9日〉
時間:14:00 – 17:00
~ Menu ~
※取材時(2025年9月)のセット内容。予告なく変更になる場合があります。
・Welcome drink & Glass Champagne
ウェルカムドリンクとグラスシャンパン
〈アミューズブーシュ〉
・HOTATE SCALLOP CEVICHE with ORANGE and YUZU
帆立のセビチェ オレンジと柚子添え
〈セイボリー〉
・Heirloom Tomato with Mint, Bronte Pistachios and Stracciatella
エアルームトマト、ミント、ブロンテ産ピスタチオ、ストラッチャテッラチーズのサラダ
・Blue Crab Salad – Mango, Grilled Avocado, Oscietra Caviar
蟹、マンゴー、アボカドグリルのサラダ詰めタルト オシェトラキャビア添え
・Smoked Duck Foie Gras with Raspberry & Beetroot Compote Gel
フォアグラムース ラズベリー&ビートルートゼリーのコーティング
・Japanese Flying Squid with Cucunci and Smoked Potato Foam
日本産スルメイカとケッパーベリーのスモークポテトタルト
・Balik of Salmon with Sunchoke and Pickled Salmon Roe
最高級サーモン 菊芋と漬けいくら添え
・Black Truffle Croque Monsieur
黒トリュフ添えクロックムッシュー
〈スイーツ〉
・Acacia Honey and Thai Mango Bee
アカシア蜂蜜とタイマンゴーのケーキ「Bee」
・Tahitian Vanilla Caramel and Pecan Choux
タヒチ産バニラ風味のキャラメルクリームとペカンナッツのシュー
・Three-Chocolate Cake
3種チョコレートのケーキ
・Pistachio and Strawberry Tart
ピスタチオと苺のタルト
・Chocolate, Caramelized Cocoa Nibs & Tahiti Vanilla Brioche Tart
2色ブリオッシュ 砕きカカオ豆とチョコレートクリーム入り
〈冷たいデザート〉
・Soft Serve
苺とホワイトチョコのソフトクリーム
〈飲み物〉
※以下のセレクションより1品選択
〈ホットティー〉イングリッシュブレックファスト/アールグレイ/ホワイトピオニー/ジャスミンパール/イエローゴールド烏龍/カモマイルフラワー/カカオハスク/ローズバット/ルイボス
〈コーヒー〉エスプレッソ/アメリカーノ/マキアート/ラテ/カプチーノ
〈コールドドリンク〉タイミルクティー/抹茶ラテ/アールグレイ レモン・コールドブリュー/ジャスミン・コールドブリュー/レモングラス&パンダン/ミントハニージンジャー
シャンパンを飲み干し、麗しき午後を始めましょう。
ウェルカムドリンク、そして食前の冷たいシャンパン。窓外の水辺の景色を眺めながら、グラスを傾けて憩いましょう。
~Welcome Drink~

この日のウェルカムドリンクは、レモングラス&バタフライピーのアイスティー

食前にシャンパン「ドゥラモット・ブリュット」がグラスに注がれます。乾杯!
始まりは、名物の“演出付き”アミューズブーシュから。

HOTATE SCALLOP CEVICHE with ORANGE and YUZU
幻想的なスモークの演出がゲストの高揚感をもくもくと煽る、フォーシーズンズ・アフタヌーンティーの名物セレモニー。
そして美食アートを華やかに盛り付けたトレーが運ばれてきます!

世界最高峰シェフの創作ケーキは、なんと優しげで柔らかな気品に満ちていることか!そしてセイボリーも、贅沢な食材と繊細な味が見事に調和しています。
〜PETIT MIGNON COLLECTION〜

Acacia Honey and Thai Mango Bee
シェフ・ニコラスのシグネチャーケーキの一つ「Bee」。タイのマンゴーも取り入れた今回の “バンコクバージョン” は、シェフも満足の出来だそう。そりゃそう!私もこれは傑作だと思う!本来、強い味のはずの蜂蜜とマンゴーが、ミルキーなクリームの繊細さを少しも損なわず、見事に調和。こういうお菓子は、やさしくて上品な人にしか作れないと思いますねぇ。

Pistachio and Strawberry Tart
(真ん中)現在、シェフが活躍するドバイから着想を得た一品。苺と生クリームの鉄板の美味ハーモニーに、ココナッツやピスタチオが、ちょっぴりエスニックなニュアンスを添えます。

Tahitian Vanilla Caramel and Pecan Choux
(奥)「このクリーム…うまっ!」バニラがふっくらと香り、ノスタルジックなキャラメルの風味がいっぱい。シュー生地はクリスピーナクッキータイプ。

Tahitian Vanilla Caramel and Pecan Choux
外はパリッと、中はとろりシルキーな舌触り。ニコラスシェフのケーキはいずれも、軽やかで甘すぎない、そこはかとなく優しい香りと食感が楽しめます。

どのケーキも食べやすい絶妙なサイズ感と形状。一口ですべての要素が味わえるから、シェフが整えた完璧なバランスがよくわかります。
~ SURPRISE ~

Chocolate, Caramelized Cocoa Nib and Tahiti Vanilla Brioche
英国式だとスコーンになるところを、こちらはフランス式にブリオッシュ。ふかふかの焼き立て。

割ってうれしい“サプライズ”。香ばしい砕きカカオ豆を混ぜ込んだチョコクリームが、センターにずっしりと仕込まれていました。
〜SAVOURY〜
セイボリーもスイーツに劣らぬ素晴らしさ。フォアグラや蟹、日本から取り寄せる海鮮など、使用素材すべてを徹底的に吟味してあります。

Heirloom Tomato with Mint, Bronte Pistachios and Stracciatella
エアルームトマト、ミント、ブロンテ産ピスタチオ、ストラッチャテッラのサラダ
「ストラッチャテッラ」はブッラータの中のトロトロ部分のチーズ。“エアルーム”は、混じりけのない、歴史の古~い品種のこと。つまり血統書付きトマトとでも言うかな。ピスタチオも“世界一”の品質を誇る産地のものを選んでありますよ。

Black Truffle Croque Monsieur
黒トリュフ添えクロックムッシュ
トッピングだけではなく、中にも黒トリュフ。チーズ・ハム・ペシャメルソースに加えて贅沢な風味を畳みかます。これはもう、一口で至福のトリュフ祭り!

・Balik of Salmon with Sunchoke and Pickled Salmon Roe. バリックサーモン 菊芋と漬けいくら添え(手前左から2番目)
「Balik of Salmon}は、最高級のアトランティックサーモンを、スイスの燻製工房が独自のスモーク法で仕上げ…という食通絶賛の逸品。
・Japanese Flying Squid with Cucunci and Smoked Potato Foam. 日本産スルメイカとケッパーベリーのスモークポテトタルト(手前右から2番目)
うまみの濃い秋のスルメイカ使用。ポテトチップスのような薄焼き生地との軽いハーモニー。
・Smoked Duck Foie Gras with Raspberry & Beetroot Compote Gel フォアグラムース ラズベリー&ビートルートのコンポートゼリー添え(右端)
“西洋の快楽主義”を味で表現したら、きっとフォアグラになる。ゼリーの酸味が絶妙アクセントです。

・Blue Crab Salad – Mango, Grilled Avocado, Oscietra Caviar
(手前左端)蟹、マンゴー、アボカドグリルのサラダ詰めタルト オシェトラキャビア添え
脱皮直後の状態=ソフトシェルクラブが有名な「ブルークラブ」。でも大人になっても美味しい蟹なんです!
~Soft-Serve~

最後の最後に運ばれてくる、苺とホワイトチョコのソフトクリーム。そうだコレあるんだった!いけるかしらん?と、思ったけれど、軽くてすーっと、美味しくお腹におさまりました。
~ Tea ~

写真はイエローゴールド烏龍茶 (ホット)と水出しアールグレイレモンティー。「お菓子に合うお茶は?」とスタッフにおすすめを尋ねても良いかもしれません。
シェフのスイーツがテイクアウトでも楽しめる。
★「カフェマドレーヌ」でのポップアップ展開は、12/10までの期間限定。シェフの創作ケーキをタイ・バンコクで買える見逃せない機会です。イートインもテイクアウトもOK。お土産にいかが?

Cafe Madeleine
▪︎Open: 7:00-19:00 ▪︎Tel.66 (02) 032-0885

店内のディスプレイもシェフ・ニコラス仕様に。

ショーケースにはシェフ特製のかわいいスイーツが並びます。

素敵ステキ何もかもが!この体験は “芸術” であり、茶道や華道のように “アフタヌーンティー道” とも呼ぶべきだと思います。すべてに心を尽くして整えてある。感服いたしました!
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