“おまかせ”をピザで!【週末限定】 フォーシズンズ・バンコク「Pizza Omakase 365°」
- Bangkok Guide

- Sep 25
- 6 min read
Updated: Sep 29
RIVA Del Fiume Ristorante
「おまかせ」をPIZZAでやっちゃう!週末ディナー限定のお楽しみ企画

アミューズ、前菜、メインそしてデザートまで、なんと九変化のピザを楽しむ夜!
今、バンコクの食のトレンドと言えば「おまかせ」。板さんがカウンター越しにヒョイと手巻きを差し出してくれるアレね。けどフォーシーズンズは、寿司じゃなくPIZZAでそれやっちゃう!8コースぜんぶPIZZAとはずいぶん思いきってます。こんなの他にないですよ!
〜雰囲気〜
チャオプラヤー川沿いのイタリアン・リストランテ「リヴァ デル フィウメ」。メインダイニング、2つの個室、2つのテラスエリア、そしてカウンター席を有するゆったりとした広
さ。宿泊客の朝食会場にもなっています。

ゴージャスでありながら、「親しい人の家に招かれなような」温かさが漂う内装。家庭・家族への愛がひときわ強いイタリアの精神を感じます。

日が暮れると、テラス席はいよいよ素敵なムードになってきます。

「おまかせ」のカウンター席。1日8人まで限定。平日はここでChef'sテーブルが催されます。
〜シェフチーム〜

シェフチームの準備は万端。ではこれから始まるピザの旅、おまかせしますよ!
〜 ピザ “おまかせ”365〜
調理台ではシェフが黙々とドウを捏ね・伸ばし・空中でくるくる回し、トッピングの作業。

その後方では、薪をくべた石窯が、「さあいつでも放り込んで来い」と言わんばかりに赤々と燃えています。

“365”は、最高においしくピザを焼くための温度なんですって。

Pizza Omakase 365°
〈開催日時〉毎週金〜日曜 19:00~
料金:2,500++B/1人
・・・ Menu ・・・
※取材時(2025年9月)のセット内容。予告なく変更になる場合があります。
・FRITTI
Sicilian Summer
・REGINA MARGHERITA
The Beginning in Napoli
・DAL MARE
Land and Sea Breeze
・AL TAGLIO
Somewhere on The Streets of Rome
・CORNETTO
Not Dessert, Just Dressed Like One
・PANCETTA E PISTACCHIO
From The North to The South
・FRITTA E AL FORNO
Bruschetta, Upgraded
・RICCI DI MARE E BOTTARGA
Surf’s Little Luxuries
・FRAGOLA, FICHI E VERBENA
Dolce Finale
おまかせピザ、スタートです!
~Welcome Drink~
はじめに食前酒。食事客の目の前でカクテルを作ってくれます。

カンパリとスパークリングワインのカクテル。乾杯。お、なかなかパンチが強い・
~ FRITTI ~
アミューズブーシュ「シシリーの夏」は、フレッシュな新鮮をトッピングした揚げピザ。

左はマグロ赤身と黒トリュフ、右はシチリア島の赤海老とストラッチャテッラチーズ。
~ REGINA MARGHERITA ~
各コースがサーブされる前に、毎回こんな「予告カード」が卓上に配られます。使用素材のイラストが描かれているんですよ、面白いアイディア。

これは2品目「レジーナ・マルゲリータ」=マルゲリータ王妃のピザの予告カード。

合間を見ながら、素材やピザにまつわる話を聞かせてくれるシェフ。イタリア訛りの英語が。「本場のピザを食べに来た!」という気分をますます盛り上げてくれます。

おなじみのマルガリータ。窯に滑り入れるとたちまち、皮の所々に焦げの斑点が現れはじめ、あっという間に焼き上がりました。パリッと膨らんだ耳、なぜこんなにも美味しいのかなこの皮!?
~ DAL MARE ~
海の幸と山の幸のピザ

タコ、ズッキーニ、オリーブ、ケッパーベリーと、もう一つ、肉みたいな絵は何やろか?後でシェフに聞くつもりだったのに忘れちゃって…ゴメンナサイ。

真空調理で柔らかくしたタコ。具をアホほど大量には乗せないのが、皮の美味しさも存分に楽しむための秘訣。この絶妙なバランス感覚が、イタリアンの素敵なところだと思う。

やっぱ違う、そこいらのタコとは!こんな磯の香・“海の幸”感で迫ってきたタコには、今まで会ったことないぞ!海老もイかも貝もないけれど、私の中では、これこそが真のシーフード・ピザ。
~ AL TAGLIO ~。
ローマのストリートフード・ピザ「アルタリオ」をリッチにアレンジ。

黒トリュフ、生ハム2種、ペコリーノチーズ。

冬の味覚・黒トリュフは、今、冬を迎えているオーストラリアから。イタリア産の入荷は11月~1月頃だそう。

中に気泡がたくさん空いたぷかぷかの生地。この軽さが、リッチな具の存在感を引き立てています。
~ CORNETTO ~
茄子、ブッラータチーズ、シチリア産のオリーブとバジルの具を、ピザ皮でケバブみたいに包むピザ。

シェフがチーズとバジルをトッピングして完成!

これがまたメ~ッチャおいしい。とろける茄子、クリーミーなチーズ。隣席の、いかにも食通な感じのお客さんは、「これが一番気に入った」と、後でシェフに言ってました。
〜 PANCETTA E PISTACCHIO 〜
豚バラ生ベーコンと“世界最高”のピスタチオ。シェフのおばあちゃんのお得意ピザだそう。

パンチェッタ(豚バラ生ベーコン)は、ここの自慢の素材の一つ。「生のままでも食べますよ」と、薄く切って味見させてくれたら、酒飲みのしょっぱ~い味だった。

パンチェッタの脂身は熱でとろけて、ジュっとしたうまみが広がります。ピスタチオは、“世界一美味しくて色美しい”と称される、シチリア島ブロンテ村産。

前出のパンチェッタとピスタチオの他、黄色トマトのソース、ブッラータチーズ、バジル。
〜 FRITTA E AL FORNO 〜
“アップグレード版のブルスケッタ”と銘打った一品です。

具をのせて焼くのではなく、サクサクに揚げた生地に、冷やしたトマト、ブッラータチーズを乗せて、リフレッシングな味わいを楽しみます。

熱々が続いたピザのコースが。これでひんやりクールに仕切りなおす感じ。

焼いても揚げても、ここのピザ皮はホント絶品。残りあと2コースというところまで来たけれど、ピザ尽くし、ちっとも飽きないなぁ。
〜 RICCI DI MARE E BOTTARGA 〜
セイボリーもスイーツに劣らぬ素晴らしさ。フォアグラや蟹、日本から取り寄せる海鮮など、使用素材すべてを徹底的に吟味してあります。

「おまかせと言えば、これでしょ」と、シェフが取り出したのは箱詰めウニ。そう!タイのお客さんなら絶対、「ウニが出ないおまかせなんて(クリープを入れないコーヒーのようなもの)」と、思ってる。

最後はシェフが、カラスミのイタリア版「ボッタルガ」を削って振りかけ、じゃ~ん!と完成。皆さんの高揚感はMAXへ。

今やタイでは、ウニやカラスミが「美食家にとって無くてはならない食材」。面白い時代になりました。私が初めてタイに来た頃は、「生の魚とかムリ~」って、みんな言ってたのに(いやそれ、どんだけ昔やねん)。
〜 FRAGOLA, FICHI E VERBENA 〜
苺、イチジク、バーベナ。デザートもピザで押し通す!

焼いた生地に苺のコンポートと生クリームをたっぷりと。最後にレモンバーベナ(ハーブ)をあしらって、スイートピザの完成。

耳の部分に軽く砂糖を振っただけで、生地は甘くしていません。クリームの甘さもごく控えめ。食後の果物の感覚で、するりとお腹におさまりました。

このアイス感動!好きすぎる!イチジクのおいしさを知るには、イチジクよりもこれ食べろ、と言いたい傑作。甘味とも酸味ともつかない、微妙なあの味が、冷たいクリームで完璧に再現されてます。

最後、ディジェスティーヴォ(食後酒)に出してくれたリモンチェロが、消化(火)を助けるどころか炎のように強烈に濃くて!あやうく漫画のように吹いてしまうところでした。そんなこんなも、全部楽しかった!これまた誰かと行こう。帰り道で既にそう思ったのでした。
「おまかせPIZZA」は金・土曜の夜7:00-9:00、1日8名限定のコースです。ソムリエが選んだペアリング・ワインは、グラス(白)THB640++、(赤)THB 690++、ボトル(ロゼ)THB 2,350++より。尚、ただいまワイン持ち込み無料のプロモーション中とのこと(ただし条件等あり)なので、詳しくは予約の際にお問い合わせください。
Riva del Fiume Ristorante 【Four Seasons Hotel Bangkok at Chao Phraya River】







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