「昼のおまかせ」で最高峰の技を味わう
プルマンバンコク・キングパワーホテルにある、極上のおまかせ和ダイニング「天狐(てんこ)」。長年の研鑽を実らせた最高の料理人を、1000年生きて神獣となったキツネの伝説になぞらえたのが、店名の由来です。
豊洲市場から直送される最高級の食材を「一番美味しく召し上がって頂くために」と、丹精込めて調理する板前さん。ああ本当になんと天晴れな!お昼のコースも存分に贅沢な内容かつ手頃なお値段です。春の至福の「おまかせ」はじめ、こちらで体験してはいかがでしょう?
〜〈ランチコース〉〜 〈時間:火〜日 12:00〉
・「ランチ12コース」2,900B
・「ランチ9コース」1,690B
〜〈ディナー〉〜 〈時間:火〜日 17:00, 20:00〉
・「プレミアム」コース(16品)7,500B
・「にぎり」コース(12品)5,500B
(料金は税・サービス料込み)
*オンライン予約は こちらから
ホタルイカと新玉葱の揚げ物え
なんという香ばしさ!やわらかく甘いからし酢味噌で頂く日本の春の美味。
フォアグラ照り焼きと大根の煮びたし
フォアグラは、和食との相性こそ最高なのでは…とさえ思わせる一品。まだ甘くて美味しい今の季節の日本の大根、ビートルートの赤が染み出た上品な味の野菜のだしと合わせた。
特選素材と技が光る「にぎり」
迷いなく、素早く、まっすぐに引かれて常に中心に戻る、整然とした動線。涼やかな和食料理人の所作は、カウンターダイニングで静かな存在感を放つ。
“しゃり”は、赤酢・白酢・黒酢の3種を独自にブレンド したこだわりの合わせ酢を使う。関西風に近いほんのり 甘めタイのお客さんにも好評だそう。
・スミイカ(コウイカ)
糸造り状に細く切ることで、イカ本来の美味つまり内側の身をダイレクトに味わえる。桜塩、柚子果汁、柚子胡椒を添えて、繊細で春らしいテイストに。
・北海道産の甘海老
まぁ、海老は甘いだろうサ。が、こんな名にし負わばの「甘海老」に出会ったのは初めてだ。とろろ~んとまとわりつく幸せな甘みと、それを引き立てる絶妙なワサビ加減。実に良いっ!
・サワラ
さかなへんに「春」で、「鰆(サワラ)」。三重県から届いた、まさに春の魚。タイにもあるけど、やわらか・トロけて・うまみギュッの三重産には、ぜ~んぜんまったく及ばないんだそう。
・ウニ軍艦
ウニの軍艦には根室産の最高級エゾバフンウニを使用。今冬は特に価格高騰で、ここまで質の高いウニを入手するのには苦労したそう。
・手巻き
カウンター越しに手で受けてそのままパリッと。これが手巻きのお作法です。
この日は“エボダイ(シズ)” のサクサク天ぷら+タルタル風ソースのサラダ巻き。このタイミングで洋風、絶妙~!
・ねぎトロ
パステルカラーの美しいねぎトロ。胡麻と刻み沢庵の香ばしいアクセントが効いてる。
ユニークな“寿司風オープンサンド”
「焼きサバと白パンのトースト」。寿司風オープンサンドか パン寿司か? 脂ののったマサバとバター豊かなトーストは、異色ながらも黄金コンビ!印象に残る美味しさだった。
海老芋と餅の揚げ煮
海老芋とは!日本にいても食べる機会は稀。きめ細かな「ねっとり」と、お餅も手伝った「もっちり」に極上のだしが絡む。はんなり京都のお味~!
〜味噌汁〜
こだわり抜いたという味噌汁だが、蓋を開けるとアレレ?具は…?
実は、すべてを汁に込めてあるんです!味噌は白・赤・西京の合わせ、だしは魚介のアラ、甲殻類の殻などからじっくり煮出す。具はあえて青ネギだけ。香り、うまみ、とろり感。ひと口で「うわー」という感動に包まれてしまった!
〜デザート〜
柚子シャーベット 果物と寒天添え
締めくくりは涼風が吹くような爽やかな冷菓。日本産の苺と蜜柑、抹茶と小倉の寒天添え。
ごちそうさまでした!
〜CHEF〜
Chef Daisuke Nishimura
オーストラリアや香港など海外の一流店でも経験豊富。Tenkoのメニュー創作、素材の吟味などをすべて監修する。
Chef Aitsara Praphamonthon (Toey)
和食のフィロソフィーに心酔。鮮やかな包丁さばきで食事客を魅了する本格派の板前さん。
〈PULLMAN BANGKOK KING POWER 〉
8/2 Rangnam Road, Thanon-Phayathai, Ratchathewi, 10400 Bangkok (BTSパヤタイ駅から徒歩約7分・ プルマンバンコクキングパワー1階)
Tel: +66 (0)2 680 9999
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